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ニクトサウルス:指を捨てた空の放浪者【古生物図鑑】

#翼竜 #白亜紀後期 (約8500万年前)
ニクトサウルス / Nyctosaurus
ニクトサウルス

ニクトサウルス

Nyctosaurus
白亜紀 (北米)翼竜
危険度★★
時代白亜紀後期 (約8500万年前)
大きさ翼開長約2〜3メートル
特殊能力L字型のトサカ
弱点指がない
主な登場

ニクトサウルス(Nyctosaurus)は、プテラノドンに近い小型の翼竜ですが、さらに極端な進化を遂げていました。最大の特徴は、頭の上にそびえ立つ巨大な「L字型(枝角状)」のトサカです。そしてもう一つの驚くべき点は、翼の指(第1〜3指)が完全に退化してなくなっていたことです。

巨大すぎるアンテナ

トサカの長さは体長以上になり、まるで巨大なアンテナかマストのようでした。これに膜が張って帆になっていた説と、骨組みだけだった説がありますが、いずれにせよ飛行制御やディスプレイに極端に特化した器官です。

指のない翼

他の翼竜にある「翼を支える薬指以外の3本の指(物を掴むための指)」がありません。これは、彼らが一度飛び立ったらほとんど地上に降りず、海の上で一生を過ごしていたことを示唆しています。崖にしがみつくことさえ捨ててしまったのです。

究極のグライダー

アホウドリのように、海上の風に乗って何日も羽ばたかずに飛び続けることができました。海面から魚やイカを捕る時だけ、海に近づきました。

まとめ

ニクトサウルスは、空を飛ぶために全てを捧げた翼竜の最終形です。その姿は、進化の潔さと美しさを感じさせます。