「ムーズ川のトカゲ」モササウルス。現代のオオトカゲやヘビに近い爬虫類が、海に進出し巨大化した姿です。白亜紀の海において、彼らに敵うものはいませんでした。彼らは陸のティラノサウルスと並び称される、当時の地球の二大王者の一角でした。
モササウルスとは?
海のティラノサウルス
頑丈な頭骨と強力なアゴを持っていました。アンモナイト、サメ、海ガメ、そして他の海棲爬虫類まで、動くものは何でも捕食しました。
二列の歯
口の奥(口蓋)にもう一列、獲物を喉の奥へ引きずり込むための歯がありました。これにより、一度噛みついた獲物を絶対に逃しませんでした。
完全な水棲生活
胎生への進化
かつてはウミヘビのように体をくねらせて泳ぐと考えられていましたが、現在はサメのような尾びれを持ち、高速で泳げたことが分かっています。また、陸に上がって産卵する必要はなく、海中で直接赤ちゃんを産む「胎生」だったことが化石から証明されています。これにより、彼らは生涯を海の中で過ごすことができました。
映画での圧倒的存在感
新たな怪獣王
『ジュラシック・ワールド』での、プールから飛び出してホオジロザメ(やインドミナス・レックス)を捕食するシーンは、怪獣映画のような迫力で人気を博しました。実際のサイズよりかなり大きく描かれていましたが、その恐怖と畏敬の念を抱かせる描写は、現代におけるモササウルスのイメージを決定づけました。
まとめ
陸のT-REX、海のモササウルス。それぞれが異なる環境で頂点を極めた、白亜紀という時代の恐ろしさと豊かさを象徴しています。