古代の爆撃機とも言うべき恐ろしい鳥たちがかつてギリシャにいました。ステュムパリデスの鳥です。戦いの神アレスのペットとも言われるこれらは、全身が凶器の塊であり、大英雄ヘラクレスですら苦戦させた難敵でした。
生体ミサイル
鋭利な羽根の雨
この鳥たちの翼、爪、くちばしはすべて青銅でできていました。最大の特徴は、空を飛びながらその青銅の羽根を矢のように射出し、地上の人間や家畜を殺害したことです。さらに、その糞には毒があり、作物を枯らしてしまうという厄介な性質も持っていました。
ヘラクレスのの攻略法
音波攻撃
あまりに数が多く、深い森に隠れていたため、ヘラクレスも弓矢だけでは対処できませんでした。そこで女神アテナは、鍛冶神ヘパイストスが作った巨大な「ガラガラ(クロタロス)」を彼に授けました。ヘラクレスがこれを打ち鳴らすと、鳥たちは驚いてパニックになり一斉に飛び立ちました。ヘラクレスはその隙を逃さず、ヒドラの毒矢で次々と撃ち落としたのです。
まとめ
ステュムパリデスの鳥は、群衆の脅威と、それを「知恵(道具)」と「武力」の組み合わせで解決する英雄の機転を描いたエピソードです。