Folivora Dex

ディオメデスの人喰い馬:客人を餌にする狂気の雌馬たち【ギリシャ神話】

#ギリシャ神話 #魔獣 #馬 #ヘラクレス #人喰い
ディオメデスの人喰い馬 / Mares of Diomedes
ディオメデスの人喰い馬

ディオメデスの人喰い馬

Mares of Diomedes
ギリシャ神話魔獣
危険度★★★★
大きさ獰猛な4頭の雌馬
特殊能力人間を喰らう、火を吹く
弱点主人ディオメデスの肉(食べると大人しくなる)
主な登場
ヘラクレスの十二の功業

馬は本来、草食の穏やかな動物ですが、ギリシャ神話には戦慄すべき人喰い馬が登場します。トラキアの暴君ディオメデスが愛玩したこの4頭の雌馬は、訪れる客人を食料として与えられ、血の味を覚えた最凶の猛獣でした。

暴君のペット

禁断の餌

ポダルゴス(速き足)、ランポン(輝き)、クサントス(黄金)、ディノス(恐ろしきもの)と名付けられた彼女らは、鉄の鎖で繋がれ、青銅の飼い葉桶からは人間の肉を食んでいました。ディオメデス王は、国に迷い込んだ異邦人を捕らえては、彼女たちの餌食にしていたのです。

因果応報

主人を喰らう

ヘラクレス(第八の功業)は、この馬を奪うために王と戦いました。ヘラクレスディオメデス王を倒すと、その遺体を馬たちの前に投げ出しました。空腹の馬たちは、今まで世話をしてくれた主人を無心で貪り食いました。皮肉にも、王の肉を食べたことで馬たちは満腹になり、嘘のように大人しくなったといいます。

まとめ

ディオメデスの人喰い馬は、主人の狂気がペットに伝染するという、飼育者の責任と倫理を問うような恐ろしい教訓を含んでいます。