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ホブゴブリン:家事を手伝う善良な妖精か、凶悪な小鬼か【伝承・特徴】

#イギリス伝承 #妖精 #ゴブリン #亜人 #家の守り神 #いたずら好き #土属性 #小鬼 #D&D
ホブゴブリン / Hobgoblin
ホブゴブリン

ホブゴブリン

Hobgoblin
イギリス伝承幻獣 / 妖精 / 亜人
危険度★★
大きさ人間より少し小さい程度
特殊能力家事手伝い、いたずら、組織的な戦闘(RPG)
弱点新しい服を与えられると去る
主な登場
Dungeons & DragonsSpider-Man真・女神転生

RPGでは「ゴブリンの上位種」として序盤の壁となるホブゴブリン。しかし、元々の民話では、夜中にこっそり家事を片付けてくれる「親切な隣人」だったことをご存知でしょうか?その意外なルーツと変遷を紹介します。

ホブゴブリンの正体

「ホブ」の意味

「ホブ(Hob)」とは、ロバート(Robert)の愛称であり、かつては田舎者や妖精を指す言葉でした。つまりホブゴブリンは「妖精のロブさん」といった親しみを込めた呼び名だったのです。

家の精霊としての顔

ブラウニーと同じく、住人が寝静まった後に掃除や整頓をしてくれる働き者です。報酬として一杯のミルクやパンを与えれば喜びますが、新しい服を与えると「もう働かなくていい」と解釈して去ってしまうと言われています。

なぜ悪役になったのか?

ピューリタンの影響

清教徒革命の時代、妖精信仰は「悪魔の仕業」として排斥されました。この時期に、親切なホブゴブリンも「邪悪な小鬼」へとイメージを変えられてしまったのです。

トールキンの『ホビット』

J.R.R.トールキンの作品において、ゴブリンより大きく強い種族として描かれたことが、現代ファンタジーにおける「ゴブリンの上位種」という地位を決定づけました。

現代作品でのホブゴブリン

Dungeons & Dragons

規律を重んじる軍事国家を形成する種族として描かれ、単なる野蛮なモンスターとは一線を画す存在となっています。

スパイダーマン

アメコミでは、スパイダーマンの宿敵の一人として登場。ここではカボチャ爆弾を使うヴィランであり、妖精の面影はありません。

【考察】いたずらと善行の境界線

パックとの関係

シェイクスピアの『真夏の夜の夢』に登場するパック(ロビン・グッドフェロー)もホブゴブリンの一種です。彼らは悪気のないいたずらで人を惑わせますが、根本的には陽気で憎めない存在なのです。

まとめ

凶悪な戦士の顔と、働き者の妖精の顔。ホブゴブリンは、時代とともに姿を変えながらも、常に人間の近くに潜む「異界の隣人」なのです。