「死肉を喰らう怪物」としてRPGやホラーで定番のグール(食屍鬼)。その起源は意外に古く、アラビアの砂漠に潜む悪霊に遡ります。彼らは単なる動く死体ではなく、変身能力を持つ恐ろしい魔物でした。
砂漠の悪霊
変身する人喰い
元来のアラビア伝承において、グールはジン(精霊)の一種とされています。砂漠を旅する者の前に美しい女性の姿で現れて誘惑し、正体を現してその肉を喰らうとされました。墓場を荒らして死体を食べるイメージは、後のイスラム教説話や西洋への翻訳過程で定着したものです。
現代のグール
ゾンビとの違い
現代のフィクションでは、ゾンビ(動く死体)と混同されがちですが、グールは「死体を食べる動く死体」や「知性を持ったアンデッド」として区別されることが多いです。クトゥルフ神話では、地下世界に独自の社会を築く、不気味ながらも知的な種族として描かれています。
まとめ
グールは、死への冒涜と飢餓の恐怖を具現化した存在として、時代を超えて語り継がれる闇の住人です。