ケット・シー(Cat Sith)は、ケルト伝承に伝わる妖精です。猫の王様と言われる妖精で、葬儀の際に死体の上を飛び越えて魂を奪うと信じられていました。その姿は胸に白い斑点がある黒猫、人間大の大きさとされ、人間の言葉を話し、魔法を使うという伝承で知られています。
ケット・シーとはどんな妖精か?
猫の姿をした妖精
「ケット・シー(Cait Sith)」とは、ゲール語で**「妖精の猫」**を意味します。胸に大きな白い模様がある黒猫で、犬ほどの大きさがあると伝えられています。
二本足で歩く王
彼らは二本足で歩き、王冠を被った姿で目撃されることもあります。自分たちの王国を持ち、人間社会とは別のルールで生きている知的生命体なのです。
猫の王様の葬列
有名な逸話
ある農夫が家路を急いでいると、王冠や王笏で着飾った猫たちが、小さな棺を運ぶ葬列に出くわしました。農夫が驚いて家に帰り、妻にその話をすると、飼っていた猫が突然「なら、次は僕が王様だ!」と叫び、煙突から飛び出して二度と帰ってこなかったといいます。
魂を運ぶ存在
スコットランドのハイランド地方では、死者の魂を盗むとも信じられており、葬儀の際には猫を近づけないようにする風習もありました。
現代作品でのケット・シー
FINAL FANTASY VII
関西弁を話すデブモーグリのぬいぐるみ...に乗った黒猫、として登場。占いが得意で、物語の重要な役割を担うキャラクターとして知られています。
ARIA
火星のネオ・ヴェネツィアでは、ケット・シーは伝説的な「猫の王様」として描かれ、都市の守護神のような神秘的な存在として登場します。
【考察】ただの猫か、魔物か?
知能の高さは脅威
物理的な破壊力こそ低いものの、高い知能と魔法を操る能力、そして組織力は人間にとっても脅威となり得ます。しかし基本的には気まぐれで、礼儀正しく接すれば害はありません。
まとめ
ケット・シーは、身近な動物である猫に神秘性を見出した人間の想像力の結晶かもしれません。あなたの家の猫も、実は妖精の王様かもしれないのです。