「ひとつ私にくださいな」 桃太郎がお祖母さんから貰った、腰の袋に入っている団子。これを食べるだけで百人力の力が湧き、言葉の通じない動物とも主従契約を結べるという、とんでもない効果を持つ携帯食。
スーパーフード「黍(きび)」
雑穀の力
黍(きび)は古くから五穀の一つとして栽培され、栄養価が高い。 しかし、ただの団子で死にに行く(鬼退治)契約を結ばせるあたり、何らかの魔力か、あるいは桃太郎のカリスマ性が付加されていたのは間違いない。
岡山銘菓として
後の後付け
実は、昔話の「きびだんご」と、現在の岡山の土産物「吉備団子(きびだんご)」は別物である。 江戸時代のお菓子屋が「吉備の国(岡山)」と「黍団子」をかけて売り出し、桃太郎伝説と結びつけて大ヒットさせた。 元祖メディアミックス戦略の成功例と言える。
まとめ
きびだんごは、食で心をつかむことの重要性を説いた、世界で最初のチームビルディング・ツールである。