中国の伝説にある、火の中に住む鼠の毛で織られた布。汚れたら水ではなく火で洗うときれいになるとされる。右大臣・阿倍御主人は大金を叩いて商人からこれを買い取ったが、それは真っ赤な偽物だった。
高価なゴミ
燃焼実験
かぐや姫は「本物なら燃えないはず」と言って、衣を火の中に投げ入れた。 右大臣の自信とは裏腹に、衣は「めらめら」と音を立ててあっという間に灰になってしまった。 このことから「安倍なし(あえない=どうしようもない)」という言葉が生まれたとも言われる。
素材の正体
石綿(アスベスト)?
現実的に考えると、燃えない布の正体は鉱物の「石綿」だったのではないかという説がある。 ファンタジーにおいては、マグマの中に住むサラマンダーの革のような、究極の耐火装備として描かれることが多い。
まとめ
火鼠の皮衣は、その鮮やかな青色(または金色)の美しさで人を惑わすが、真贋を試す炎の前では無力であった。