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八十禍津日神(ヤソマガツヒ):数え切れない災厄の集合体【大禍津日神との違い】

#日本神話 #災厄神 #多神教 #穢れ #トラブル #厄払い
八十禍津日神 / Yasomagatsuhi
八十禍津日神

八十禍津日神

Yasomagatsuhi
日本神話天津神 / 災厄神
神格★★★★★
大きさ無数の黒い影
権能大小様々な不幸をもたらす、精神的な摩耗
弱点祓い、笑い
主な登場
古事記日本書紀

大禍津日神が「大きな災厄の一撃」だとすれば、**八十禍津日神(ヤソマガツヒ)**は「次から次へと襲ってくる無数の災難」です。名前の「八十(やそ)」は「たくさん」という意味。人間が生きていく上で避けては通れない、病気、怪我、人間関係の摩擦、精神的なストレスなど、ありとあらゆるネガティブな事象の総体を神格化した存在です。

ちりも積もれば

穢れの広がり

イザナギの禊において、最初の穢れから生まれたのがこの神です。大禍津日神とセットで語られることが多いですが、ヤソマガツヒは災厄が多岐にわたり、社会全体や個人の生活の隅々にまで浸透している様子を表しています。

現代的な解釈

現代社会においては、日々のストレスや、「なんとなく運が悪い」状態、ネット上の炎上やデマの拡散なども、この神の働きと言えるかもしれません。だからこそ、日々の「手洗い・うがい(簡易的な禊)」や、心のケアが重要になるのです。

祓いの重要性

厄払いにおいて最も意識されるべき神の一つです。特定の大きな敵ではなく、環境全体にある「悪い空気」そのものだからです。神社でお祓いを受けることは、体にまとわりついたヤソマガツヒ(無数の穢れ)を削ぎ落とす行為に他なりません。

まとめ

生きている限り、汚れは溜まる。八十禍津日神の存在は、私たちに「こまめなメンテナンス(浄化)」の必要性を教えてくれています。