バリバリという轟音と共に天空を裂く雷。アイヌの人々はそれを**カンナカムイ(雷のカムイ)**の仕業と考えました。「カンナ」は「上の方」や「雷」を指します。非常に力が強く、怒らせると怖い荒神ですが、地上への訪問(落雷)は宝物をもたらすとも考えられていました。
龍としての姿
巨大な龍神
カンナカムイは、しばしば巨大な龍(シシリムカ)の姿でイメージされます。その長い体は雷光そのものであり、雲の中をのたうち回ることで雷鳴が轟くとされました。日本の龍神信仰とも共通する点が多い神様です。
恐怖と恵み
慈雨をもたらす
雷は危険なものですが、同時に恵みの雨を連れてきます。日照りが続いた時には、カンナカムイに雨乞いの儀式を行うこともありました。破壊と再生を司る、自然の猛威を象徴するカムイです。
現代での知名度
サブカルチャーでの活躍
近年では漫画やアニメのキャラクターのモチーフとしても非常に人気があり、名前を知っている人も多いでしょう。しかし、元の姿は可愛らしい少女ではなく、天地を震わせる厳格な父性神です。
まとめ
夏の夕立や嵐の時、雲の合間に光る稲妻を見たら、それはカンナカムイが空を飛翔している姿かもしれません。強大なパワーを持つ、カリスマ的な神様です。