**速秋津比売神(ハヤアキツヒメ)**は、**祓戸四神(はらえどのおおかみ)**の一柱として非常に重要な女神です。 **速秋津日子神(ハヤアキツヒコ)**と対になり、川の水が海へと注ぐ河口(水門)に鎮座しています。 彼女の最大の特徴は、流れてきた罪や穢れを「飲み込んで」浄化してしまうという、凄まじい浄化能力にあります。
大祓詞での活躍
穢れのリサイクル?
『大祓詞』によれば、**瀬織津姫(セオリツヒメ)**が川から海へ流した罪穢れを、荒潮の中で待ち構えているこの速秋津比売神が「加加呑(かかのみ)てむ」つまりガブガブと飲み込んでしまうとされています。 飲み込まれた穢れがどうなるかは諸説ありますが、彼女の体内で分解・浄化され、無害なものとして再構成される(あるいは次の神へ渡される)と考えられています。
信仰
祓いの要
単に流すだけでなく、能動的にこれを取り込んで処理するという点で、彼女は非常に強力な浄化神です。 大きな悩みや過去の失敗など、自分ではどうしようもない「心の澱」を抱えた時、すべてを受け入れて飲み込んでくれる彼女の存在は大きな救いとなるでしょう。
まとめ
速秋津比売神は、清濁併せ呑む度量を持った、母なる海のような女神です。すべてをリセットし、新しく生まれ変わるための力を貸してくれるでしょう。