**天之常立神(アメノトコタチ)は、『古事記』において別天津神(ことあまつかみ)**の最後、第五柱として現れた神です。
対になる神として、神世七代の最初に現れる**国之常立神(クニノトコタチ)**がいます。「クニノトコタチ」が大地の永久性・安定を表すのに対し、「アメノトコタチ」は高天原(天界・宇宙)の永久性・確立を表すと解釈されています。
天の完成
宇宙の基盤
この神の出現をもって、別天津神の登場は終わります。これは、始源の混沌とした状態から、天(高天原)という「神々の住まう領域」の基盤が完全に固まったことを意味します。 具体的な神話のエピソードはありませんが、すべての天津神が存在するための「土台」となった偉大な神と言えます。
信仰の対象
安定と成功
物事の基盤を固める、永続させるという意味から、事業の安定や成功、長寿などのご利益があるとされます。 出雲大社(島根県)をはじめ、いくつかの神社で配祀神として祀られており、見えないところから私たちを支えてくれている存在です。
まとめ
天之常立神は、私たちが仰ぎ見る大空や宇宙そのもののように、変わることなくそこに在り続ける絶対的な安定を象徴する神様です。