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天之久比奢母智神(アメノクザモチ):水を汲む瓢箪を持つ神【容器・保持】

#日本神話 #水の神 #容器 #保持 #農業神 #対の神
天之久比奢母智神 / Ame-no-kuzamochi
天之久比奢母智神

天之久比奢母智神

Ame-no-kuzamochi
日本神話天津神 / 器の神
神格★★★
大きさ瓢箪を持つ神
権能水の保持、器の創造、漏出防止
弱点ひび割れ
主な登場
古事記日本書紀

水分神(ミクマリ)が「水を配る」神なら、この**天之久比奢母智神(アメノクザモチ)**は「水を汲む器」を神格化した存在です。「クヒザ(久比奢)」は「瓢(ひさご=瓢箪)」、「モチ(母智)」は「持ち」を意味するとされます。ハヤアキツヒコ・ヒメの間に生まれ、水を入れる容器、あるいは水を貯めておく機能(ダムや池)を象徴しています。

器の役割

流れる水を留める

水は流れ去ってしまうものです。それを一時的に留め置き、必要な時に使えるようにする「器」の存在は、生活においても農業においても不可欠です。アメノクザモチは、この「貯水・保持」の機能を司ります。天上の雨水を雲の中に留めておく力とも考えられます。

対の存在

**国之久比奢母智神(クニノクザモチ)**と対になり、天と地のそれぞれの「器」の役割を分担しています。水分神とセットで生まれていることから、水を「配る」ことと「貯める」ことは表裏一体の技術であることを示しています。

器量と包容力

物理的な容器だけでなく、人の「器量(器の大きさ)」や「包容力」を守護する神とも解釈できます。多くのものを受け入れ、漏らさずに保つ力は、リーダーや家庭を守る人にとって重要な資質です。

まとめ

ただ流すだけでは意味がない。天之久比奢母智神は、大切なものをしっかり受け止め、逃さない「器」の大切さを伝えています。