孫悟空のイラストには必ず描かれる頭の金色の輪。おしゃれなアクセサリーに見えますが、あれは**緊箍児(きんこじ)**という恐ろしい拘束具です。三蔵法師が「緊箍呪(きんこじゅ)」という呪文を唱えると、この輪はギリギリと収縮し、悟空の鋼鉄の頭蓋骨さえ締め上げ、気絶するほどの激痛を与えます。
観音様の慈悲?
暴走ストッパー
元々は観音菩薩が、力の強すぎる悟空を三蔵法師がコントロールできるように与えたものです。最初は帽子のふりをして悟空にかぶせ、一度はまったら二度と取れないようにしました。悟空はこの痛みに何度も泣かされ、旅を続けることを強制されました。
旅の終わり
自然消滅
天竺への旅が終わり、悟空が「闘戦勝仏」という仏になった時、彼が頭に触れると緊箍児はすでに消えてなくなっていました。心が正しくなり、もはや外部からの強制(戒律)が必要なくなったことを意味する、感動的なラストシーンです。
まとめ
緊箍児は、自由奔放な心(猿)を律するための「規律」や「責任」の象徴であり、苦痛を通じて成長を促す仏教的な指導装置と言えます。