「おい、孫悟空!」。名前を呼ばれてうっかり「はい」と返事をしてしまったら、もうおしまいです。琥珀の浄瓶(陰陽二気瓶や紫金紅葫芦と並ぶ金角・銀角の宝物)は、返事をした者を魔法の力で内部に吸い込み、ドロドロに溶かしてしまう恐怖の壺です。
最強の初見殺し
名前の確認
この壺の恐ろしいところは、相手の実力に関係なく「返事をする」というトリガーだけで無力化できる点です。孫悟空でさえ、最初はこれの兄弟分である「紫金紅葫芦(しきんこうころ)」に吸い込まれかけました。偽名(者行孫など)を使っても、その名で返事をすれば吸い込まれるという、融通の利く(?)高性能さを持っています。
太上老君の道具
元は水筒
実はこのアイテム、元々は天界の偉い仙人・太上老君が水を入れておくためのただの水筒でした。それが地上に持ち出され、妖力によって恐ろしい武器へと変わったのです。西遊記のアイテムの多くは、こうした「神様の日常品」がルーツになっています。
まとめ
琥珀の浄瓶は、言葉(言霊)が持つ拘束力を具現化したアイテムであり、「口は災いの元」を地で行く教訓的な宝貝です。