「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がある通り、仏教界きってのインテリジェンス(智慧)担当、それが文殊菩薩(もんじゅぼさつ)です。
単に勉強ができるという意味ではなく、物事の本質を見抜く悟りの智慧を象徴しています。お釈迦様の弟子の中でも特に優れていたとされ、菩薩たちのリーダー的存在でもあります。
文殊菩薩のスタイル
獅子に乗る姿
最大の特徴は、百獣の王であるライオン(獅子)に乗っていることです。これは、智慧の力が猛獣さえも手懐けるほど強力であることを示しています。
利剣と経典
右手には「利剣」という剣を持ち、これで迷いや煩悩をスパッと断ち切ります。左手には智慧の詰まった「経典(お経の巻物)」を持っています。
釈迦三尊の左腕
智慧の象徴
お釈迦様(釈迦如来)の左側に控え、右側の普賢菩薩(慈悲・実践)とペアで祀られることが多いです。「理解(文殊)」と「行動(普賢)」が揃って初めて悟りに至るという教えを表しています。
学業の神様
合格祈願
その性格から、日本では学問の神様として親しまれています。受験シーズンには多くの学生が「知恵を授かりたい」と文殊菩薩を訪れます。
まとめ
迷いが生じた時、物事が複雑に見える時、文殊菩薩の利剣は問題をシンプルに切り分けてくれるでしょう。学ぶ意思を持つ全ての人の強力な味方です。