薬師如来という病気平癒の仏様を守る12人の精鋭、それが十二神将(じゅうにしんしょう)です。そのリーダー格とされるのが宮比羅大将(くびらたいしょう)。干支では「子(ね)」あるいは「亥(い)」を割り当てられることが多く、数千もの夜叉を率いるとてつもない武神です。
ワニの神から武神へ
ガンジス川の主
元はインド神話の「クンビーラ」で、ガンジス川に棲むワニを神格化した水神でした。そこから、日本に伝わる過程で「金比羅(こんぴら)」としても信仰され、海上交通の守り神としての性格も持つようになりました。
イメージされる姿
勇猛な武将
甲冑に身を包み、武器(宝剣や三叉戟)を構えた勇ましい姿で表現されます。十二神将はそれぞれ7000もの部下を率いているとされ、宮比羅はその総大将として、薬師如来を信じる人々を昼夜を問わず守り続けています。
十二支との関係
時間の守護
十二神将は12の方角と時間を守護しており、宮比羅は一般的に「子(ね)の刻(深夜0時)」や「亥(い)の刻」を守るとされます。頭の上に干支の動物を乗せている像も多く見られます。
まとめ
奈良・新薬師寺の国宝像などで見られるその迫力ある姿は、あらゆる病魔や災難を寄せ付けない強さを感じさせます。こんぴらさんのルーツでもある、頼れるリーダーです。