七福神の紅一点といえば弁財天ですが、実はそのポジションにいたのは吉祥天だったかもしれません。インド神話のラクシュミーを起源に持ち、美と豊穣を司る彼女は、奈良時代には「貴婦人の理想像」として絶大な人気を誇りました。
毘沙門天の妻
最強の夫婦
彼女の夫は、四天王最強の武神・毘沙門天です。たくましい夫と美しい妻。まさに神界のベストカップルと言えるでしょう。また、子供には善膩師童子(ぜんにしどうじ)がおり、家族で祀られることもあります。
切っても切れない妹の存在
幸福と不幸はセット
吉祥天には「黒闇天(こくあんてん)」という妹がいます。姉が「美と幸運」を運ぶのに対し、妹は「醜さと不幸」を運びます。この二人は常に一緒に行動するため、吉祥天を招くなら黒闇天も受け入れなければならないという、深い教訓が含まれています。
まとめ
吉祥天は、ただ美しいだけでなく、光と影(姉と妹)の理を教えてくれる奥深い女神です。その優雅な姿の裏にある普遍的な真理に触れてみてください。