マーベルドラマ『ムーンナイト』で一躍有名になった月の神コンス。「旅する者」を意味する名の通り、夜空を渡り、夜の旅人を守り、時には敵を残忍に罰する神です。
コンスとはどのような神か?
コンスはアメン神とムト女神の息子として、テーベ三柱神の一画を占めます。月の満ち欠けを司ることから、時間を管理する神でもあります。少年(シド・ロック)の髪型をした若々しい姿、あるいはハヤブサの頭を持つ姿で描かれます。
神話での伝説とエピソード
トートとの賭け
暦を作る際、知恵の神トートとの盤上ゲームに負け、月の光(時間)の一部を奪われました。これにより1年が365日になり、月は満ち欠けするようになったという神話があります。
王女の治療
遠国に嫁いだ王女が悪霊に取り憑かれた際、コンスの神像が派遣され、強力な悪魔祓いの力で王女を救ったという「ベフテンの王女の物語」が有名です。
ベフテンの王女
有名な石碑には、遠く離れたバクトリア(ベフテン)の王女が悪霊に憑かれた際、ファラオがコンス神の像を派遣したエピソードが刻まれています。コンス神が到着すると悪霊は即座に降参し、「あなたのような偉大な神が来たのなら私は去ります」と言って王女から離れました。コンスは「悪魔払い」の神としても最強だったのです。
現代作品での登場・影響
ムーンナイト
アメコミヒーロー「ムーンナイト」に力を与える神として登場。骸骨の鳥の頭を持つ不気味で傲慢なキャラクターとして描かれ、人気を博しました。
胎児の成長
月が満ちるように、胎児を成長させる神としても信仰されました。
【考察】その強さと本質
夜の正義
太陽が沈んだ後の危険な夜の世界において、人々に安心感を与えるとともに、悪を許さない冷徹な監視者でもありました。
まとめ
夜空を見上げる時、三日月がコンスの鎌に見えるかもしれません。彼は今も闇の中で悪を見張っています。