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荼枳尼天:お稲荷様の裏の顔?出世と呪術の神【豊川稲荷】

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荼枳尼天 / Dakiniten
荼枳尼天

荼枳尼天

Dakiniten
インド神話 / 仏教神々 / 天部
神格★★★★
大きさ白狐に乗った天女、または剣を持った鬼神
権能強力な神通力、出世、商売繁盛
弱点代償を求める(俗信)
主な登場
豊川稲荷最上稲荷平清盛異聞

赤い鳥居のお稲荷さん。その多くは神道の「宇迦之御魂神」を祀っていますが、お寺の稲荷(豊川稲荷など)では「荼枳尼天」という別の神様を祀っています。白狐にまたがり剣を振るうこの女神は、中世の武将たちが「魂を売ってでも力を借りたい」と願った最強の呪術神でした。

人食い魔女からの転身

ダーキニー

元はインドのカーリー女神に仕える「ダーキニー」という魔女の集団で、人間の心臓を好んで食べるとされていました。大日如来(または大黒天)によって調伏され、「死者の心臓なら食べてよい(つまり人の死期を予知できる)」という条件で仏教の守護神となりました。

日本での変容

狐=ダキニ

日本では、狐が農耕神の使いとされる一方、古墳や墓地に出没することから死を連想させ、この荼枳尼天と習合しました。その結果、「どんな願いも叶えるが、見返りが怖い」というダークヒーロー的な性格を持つ最強の現世利益神として、権力者たちに密かに崇拝されるようになりました。

まとめ

荼枳尼天は、人間の欲望を飲み込み、それを力に変える危うい魅力を持った神です。参拝するときは、生半可な気持ちではなく、強い覚悟を持って手を合わせましょう。