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コヨーテ:北米先住民神話のトリックスター【元ネタ・強さ解説】

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コヨーテ / Coyote
コヨーテ

コヨーテ

Coyote
北米先住民神話トリックスター / 創造神
神格★★★
大きさ普通のコヨーテ、または人間
権能変身、蘇生、人間創造、火を盗む
弱点好奇心、慢心、失敗して死ぬ(蘇る)
主な登場
ガンマン(漫画)アメリカン・ゴッズルーニー・テューンズ(ワイリー・コヨーテ)

賢くて愚か、英雄で詐欺師。北米大陸の神話における最高のスーパースター、それがコヨーテです。彼は世界を作り変えるために、今日も懲りずに悪戯を仕掛けます。

コヨーテとはどのような神か?

コヨーテは北米先住民(特に西部や南西部)の多くの部族で伝承される、代表的なトリックスターです。ある時は人間を作ったり火を盗んできたりする英雄的な創造神ですが、ある時は愚かな失敗をして死んでしまう道化役です。しかし彼は何度死んでも生き返ります。

神話での伝説とエピソード

火の獲得

神や怪物から火を盗み出し、リレー形式で動物たちに運ばせて人間に届けたというプロメテウスのような神話があります。

死の起源

人間が増えすぎるのを防ぐために「人は死んだら還らないようにしよう」と提案し、結果として自分や子供が死んだときに後悔するという、死の不可逆性を説く説話も有名です。

星の配置

ある伝説では、神が空に星を綺麗に並べようとしていたところ、待ちきれなくなったコヨーテが星の袋を放り投げてしまい、その結果、夜空の星は無秩序に散らばってしまったと言われています。彼は完璧な秩序を嫌い、世界に「遊び」や「偶然」をもたらす存在なのです。

ビーバーへの変身失敗

ある時、コヨーテはビーバーが自分の贅肉(脂身)を切り取って家族に食べさせているのを見て、真似をしようとしました。しかし彼はビーバーのような再生能力を持っていなかったため、自分の肉を切り取っただけで死んでしまいました(その後、通りがかった別のコヨーテや狐に生き返らせてもらいました)。このように、彼の物語は「分相応を知れ」という教訓を含んでいることも多いです。

現代作品での登場・影響

ポップカルチャー

アニメ『ワイリー・コヨーテ』のように、何度やられても立ち上がる不屈のキャラクターの元型です。

カウンターカルチャー

既存のルールを笑い飛ばし、混沌の中から新しい秩序を生む彼の姿勢は、ヒッピー文化や現代思想でも愛されています。

【考察】その強さと本質

境界を超える者

神と動物、生と死、善と悪の境界を自由に行き来する彼は、世界が固定されたものではなく、常に流動的であることを示しています。

まとめ

世界が退屈になったらコヨーテを呼こう。彼が起こすトラブルこそが、世界を回すエネルギーなのです。