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ボレアス:ギリシャ神話の北風の神【元ネタ・強さ解説】

#ギリシャ神話 #北風 #風神 #冬 #氷 #雪 #嵐 #アネモイ #冷気 #誘拐
ボレアス / Boreas
ボレアス

ボレアス

Boreas
ギリシャ神話北風の神
神格★★★★
大きさ翼と蛇の尾を持つ、荒々しい老人
権能冷気、暴風、雪、飛行
弱点太陽(暖かさ)
主な登場
原神(ボレアス)ペルソナダンジョンズ&ドラゴンズ

凍てつく冬の嵐を呼ぶ、荒々しい北風の神ボレアス。彼の冷酷な息吹は大地を凍らせ、海を荒れ狂わせます。その激しい気性は、時には愛する女性を力ずくでさらうほど、情熱的で暴力的でした。

ボレアスとはどのような神か?

レアスは東西南北の風の神(アネモイ)の中で最も強力で荒っぽい、北風の神です。暁の女神エオスと星神アストライオスの子です。寒いトラキア地方に住むとされ、ごわごわした髪と髭、巨大な翼、そして足の代わりに蛇の尾を持った、恐ろしい老人あるいは壮年の男性として描かれます。冬の寒さと厳しさを象徴し、彼の予兆は常に冷気と共に訪れます。

神話での伝説とエピソード

オレイテュイアの略奪

アテナイの王女オレイテュイアに一目惚れした彼は、最初は優しく求婚し、息を殺して愛をささやこうとしました。しかし、生まれついての荒っぽい彼には無理な相談でした。うまくいかないと悟ると、彼は「暴力こそ我が本分」と開き直り、黒い雲で彼女を包んで空高く連れ去り、故郷のトラキアで妻にしました。二人の間には、翼を持つ双子の英雄(ボレアダイ)と、雪の女神キオネが生まれました。

ペルシア戦争での加勢

かつてアテナイの王女を妻にした縁から、アテナイ市民は彼を「義理の息子」として頼りにしました。ペルシア戦争でアテナイ軍が窮地に陥った際、ボレアスに祈りを捧げると、彼は猛烈な北風を吹かせてペルシア艦隊を岩礁に叩きつけ、400隻もの船を沈めてアテナイを救ったと伝えられています。

現代作品での登場・影響

風神雷神図のルー

シルクロードを経て日本に伝わった風神の像(風袋を持ち、空を駆ける鬼のような姿)は、ギリシャのボレアスの図像が源流の一つであるという説があります。遠く離れた日本でも、私たちは彼の面影を見ているのです。

原神

ゲーム『原神』に登場する「北風の王狼」ボレアスは、この神の名と性質(氷と風)をモチーフにしたキャラクターです。

【考察】その強さと本質

破壊と恩恵

冬の嵐は恐ろしい災害ですが、害虫を殺し、疫病を防ぎ、時には外敵から国を守る「神風」ともなります。厳しさは時に、優しさ以上の救いとなることをボレアスは教えてくれます。

まとめ

頬を刺す冷たい風を感じたら、それはボレアスが空を駆けている証拠です。厳しい冬の支配者に敬意を払い、暖かいコートの襟を立てましょう。