「三本の角を持つ顔」を意味するトリケラトプス。ティラノサウルスと同時期、同地域に生息し、激しい戦いを繰り広げていたことが化石からも証明されています。
トリケラトプスとは?
最後の角竜
白亜紀最末期に繁栄した、最も有名な角竜です。目の上の2本の長い角と、鼻の上の短い角、そして首を守るような大きなフリル(えり飾り)が特徴です。
フリルの役割
かつては「盾」として防御に使われたと考えられていましたが、現在は「血管が通っており、体温調節に使われた」あるいは「求愛ディスプレイに使われた」という説も有力です。
攻防一体の要塞
対T-REX戦術
化石には、ティラノサウルスに噛まれた痕跡が治癒した跡が残っているものもあります。これは、トリケラトプスが襲撃を生き延び、撃退さえしていた証拠です。
くちばしの秘密
オウムのようなくちばし(角質)を持っており、硬い植物を噛みちぎることができました。デンタルバッテリーと呼ばれる予備の歯が無数にあり、一生生え変わり続けました。
愛される「サイ」のような恐竜
恐竜界のナンバー2
人気投票では常に上位。ティラノサウルスの引き立て役として描かれることも多いですが、その重厚なフォルムは「守る強さ」の象徴として愛されています。
【考察】トロサウルスと同じ種?
成長段階説
一時期、「トリケラトプスは成長途中で、完全に成熟するとトロサウルスになる」という説が発表され話題になりましたが、現在でも議論が続いています。
まとめ
重戦車のようなトリケラトプスは、単なる草食恐竜ではありませんでした。彼らは、史上最も危険な捕食者たちと同じ大地で生き抜いた、逞しい「戦士」だったのです。