ラジャサウルス(Rajasaurus)は、白亜紀後期のインドに生息していたアベルサウルス科の恐竜です。名前はサンスクリット語で「王(Raja)のトカゲ」を意味します。頭の上に王冠のような独特の角(隆起)があるのが特徴です。インドがまだ孤立した大陸だった時代の、その地の支配者でした。
王者の角
頭頂部に、二つの鼻骨が癒合してできた珍しい突起がありました。これは種族間の識別やディスプレイに使われたと考えられています。まさに「王」の名にふさわしい風貌をしていました。
大陸移動の証人
マジュングサウルス(マダガスカル)やカルノタウルス(南米)と近縁であることから、かつてインド、マダガスカル、南米が「ゴンドワナ大陸」として繋がっていたことを示す重要な証拠となっています。
待ち伏せ型
体はがっしりしており、カルノタウルスのように速く走るよりは、茂みに隠れて獲物を待ち伏せ、強力な顎で噛み付く戦法を得意としていたようです。
まとめ
ラジャサウルスは、失われた大陸の記憶を宿す恐竜です。その頭上の冠は、かつて南半球を支配した一族の誇りを示しています。