プロトケラトプス(Protoceratops)は、白亜紀後期のモンゴル・ゴビ砂漠に生息していた、羊ほどの大きさの角竜です。「最初の角のある顔」という意味ですが、実際には目立つ角はなく、大きなフリルと鋭いクチバシを持っていました。化石が非常に多く見つかることで有名です。
グリフォンの正体?
古代ギリシャの伝説の生物「グリフォン(鷲の頭とライオンの体を持つ)」は、実はプロトケラトプスの化石を見た古代人が想像したものだという説があります。確かに、大きなクチバシとフリル(翼に見えた?)、四つ足の骨格はグリフォンの特徴とよく似ています。
死闘の化石
肉食恐竜ヴェロキラプトルと絡み合ったまま化石になった「闘争化石」が発見されています。プロトケラトプスがヴェロキラプトルの腕に噛みつき、ヴェロキラプトルが足の爪をプロトケラトプスの喉に突き刺したまま、砂嵐か土砂崩れに巻き込まれて絶命した劇的な瞬間です。
オスとメスの違い
フリルの形や大きさに個体差があり、これが性別による違い(性的二型)だと考えられています。オスはより立派なフリルでメスにアピールしていたのでしょう。
まとめ
プロトケラトプスは、恐竜の生活や行動を詳細に教えてくれる「語り部」のような存在です。伝説の怪物のモデルになったかもしれないというロマンも魅力です。