プロコプトドン(Procoptodon)は、更新世のオーストラリアに生息していた史上最大のカンガルーです。「ショートフェイスカンガルー」とも呼ばれ、現生のカンガルーよりも顔が短く、平たいのが特徴です。立ち上がると3メートル近くになり、高い木の葉を食べることができました。
ゴリラ顔のカンガルー
顔が短く顎が頑丈で、目は前向きについていました。これにより立体視が可能で、木の枝を掴む際に距離を測りやすかったと考えられます。硬い植物を噛み砕く強力な歯を持っていました。
一本指の足
現代のカンガルーは足の指が複数ありますが、プロコプトドンの足の指は大きな一本の指(中指)に集約されていました。これは馬の蹄のように、平地を効率よく高速で移動するための適応です。
巨大動物の消滅
彼らもまた、オーストラリアのメガファウナ(巨大動物群)絶滅の一員です。気候変動による乾燥化や、人間による狩猟が原因で絶滅したと考えられています。
まとめ
プロコプトドンは、カンガルーがかつて到達した進化の頂点です。彼らが飛び跳ねる振動は、太古のオーストラリアの大地を揺らしていたことでしょう。