プラケリアス(Placerias)は、恐竜時代の初期、三畳紀に繁栄していた大型の草食動物です。彼らは恐竜ではなく、哺乳類の遠い親戚にあたる「単弓類(獣弓類)」の生き残りです。カバのような太った体つきをしており、口元から突き出た一対の牙が特徴です。
特徴的な牙
上顎から下に向かって太い牙が生えていました。これは根や塊茎を掘り起こすためのスコップとして、あるいは仲間同士の争いやディスプレイとして使われました。口先は角質のくちばしになっており、硬い植物を切り取って食べていました。
群れでの生活
非常に多くの化石が見つかっており、現代のヌーやカバのように大きな群れを作って水辺で生活していたと考えられます。彼らは当時の生態系における主要な植物食動物でしたが、獰猛なポストスクスなどの捕食者に常に狙われていました。
最後の生き残り
ディキノドン類はペルム紀に大繁栄しましたが、三畳紀に入ると徐々に数を減らしました。プラケリアスはその最後の生き残りグループの一つであり、最大のサイズを誇りましたが、三畳紀末の大量絶滅で姿を消し、その地位を恐竜たちに譲ることになります。
まとめ
プラケリアスは、哺乳類の祖先たちがかつて地球の支配的な草食動物だった時代の、最後の輝きです。その愛嬌のある姿は、ドキュメンタリー番組などでも人気です。