ドリコリンコプス(Dolichorhynchops)は、白亜紀後期の北米の海に生息していた小型の首長竜(ポリコトゥルス類)です。学名は「長い鼻の顔」を意味します。首は短く、イルカのような姿をしており、非常に高速で泳ぎ回る魚食性のハンターでした。愛称は「ドリー」と呼ばれます。
細長い口先
ピンセットのように細長く伸びた口先には、細かな歯がびっしりと並んでいました。これはぬるぬるした小魚やイカを捕まえるのに最適でした。抵抗の少ない頭部の形状は、水中でのスピードアップにも貢献していました。
水中飛行
4つのヒレは非常に長く発達しており、これを使ってペンギンのように水中を飛ぶように泳ぎました。その機動力は非常に高く、魚群の中に突っ込んで獲物を捕らえたり、ティロサウルスなどの巨大な天敵から逃げたりするのに役立ちました。
まとめ
ドリコリンコプスは、巨大な怪物ばかりが目立つ白亜紀の海において、スピードと敏捷性を武器に生きた「海の妖精」のような存在です。
子育て?
親子の化石や、胎児を持つ化石が見つかっており(首長竜は卵ではなく子供を産む胎生でした)、ある程度の子育てをしていた可能性があります。群れで行動し、イルカのように社会的な生活を送っていたのかもしれません。