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アンドリューサルクス:始新世の哺乳類の特徴と生態【古生物図鑑】

#巨大哺乳類 #肉食 #モンゴル #蹄 #謎
アンドリューサルクス / Andrewsarchus
アンドリューサルクス

アンドリューサルクス

Andrewsarchus
始新世 (モンゴル)哺乳類
危険度★★★★
時代始新世 (約4500万年前 - 3600万年前)
大きさ体長約4m
特殊能力強力な顎
弱点視界
主な登場

アンドリューサルクス(Andrewsarchus)は、約4500万年前(始新世中期)のモンゴルに生息していた、史上最大級の肉食哺乳類です。1923年、ロイ・チャップマン・アンドリュース率いる調査隊によって頭骨が発見されました。その姿は長く謎に包まれていましたが、近年の研究で意外な正体が明らかになりつつあります。

巨大な頭骨と顎

発見された唯一の頭骨は長さ83センチメートルもあり、これはヒグマの倍近い大きさです。顎には骨を噛み砕くための強靭な歯が並んでおり、咬合力は極めて強かったと推測されます。この頭骨の大きさから、全長は4〜5メートル、体重は1トン近くあったと考えられています。

オオカミではなく羊の親戚?

かつては巨大なオオカミやハイエナのような姿(メソニクス類)として復元されていました。しかし、最新の系統解析により、カバやクジラに近い「偶蹄類(または鯨偶蹄類)」の仲間であることが判明しました。つまり、現在描かれる復元図は「毛むくじゃらの巨大なイノシシ」あるいは「エンテロドン(地獄の豚)」に近い姿になっています。蹄(ひづめ)を持つ肉食獣という、極めて珍しい存在です。

スカベンジャーの王

その巨体と強力な顎は、狩りだけでなく、他の捕食者から獲物を奪ったり、大型動物の死骸を処理したりするスカベンジャーとしての役割に適していました。海岸線で打ち上げられた魚やクジラの死骸、浜辺のカメなどを食べていたという説もあります。

まとめ

アンドリューサルクスは、哺乳類の進化史における「怪物」的な存在です。蹄を持つ獣が頂点捕食者になりうることを示した、進化の驚くべき一例です。