スプリガンは、イギリスのコーンウォール地方に伝わる妖精で、「遺跡や隠された財宝の番人」として知られています。普段は醜い小人の姿をしていますが、侵入者を追い払う際には恐ろしい巨人の姿にまで膨れ上がることができます。
極端に変化する体格
盗賊を威嚇する巨人
普段の彼らは小さく、ひねくれた性格の妖精に見えます。しかし、彼らが守る古い城跡や塚に人間が近づき、財宝を盗もうとすると、瞬時に巨大化して驚かせ、追い払います。彼らはかつて存在した巨人の霊魂であるとも言われています。
チェンジリング(取り替え子)
スプリガンは盗みも得意で、特に人間の可愛い赤ん坊を盗み、代わりに自身の醜い子供(チェンジリング)を置いていくという悪質な悪戯を好むとされています。
スプリガンの撃退法
服を裏返しに着る
多くの妖精に共通する弱点ですが、スプリガンに遭遇した時は、着ている服を裏返しにすると彼らを混乱させ、追い払うことができるとされています。また、聖なる鉄(冷鉄)やキリスト教のシンボルも効果的です。
現代ゲームでのスプリガン
The Elder Scrolls V: Skyrim
樹木の精霊として登場。木材と魔法エネルギーが融合したような姿で、自然を守るために襲いかかってくる手強い敵です。
FINAL FANTASY XIV
真っ黒な毛玉のような可愛らしい姿で、常に「石」や「宝石」を大切に抱えているマスコット的なモンスターとして登場します。元ネタの「財宝への執着」が可愛らしくアレンジされています。
漫画『スプリガン』
たかしげ宙・皆川亮二による人気漫画『スプリガン』のタイトルは、この妖精が「財宝の守護者」であることに由来しています。作中の組織アーカムの工作員たちが、超古代文明の遺産を守るために戦う姿を重ねています。
まとめ
スプリガンは、小ささと大きさ、コミカルさと恐ろしさを併せ持つ、非常にユニークな妖精です。見かけによらず強力な力を持つ彼らは、「人は見かけによらない」という教訓、あるいは古代の巨人信仰の名残なのかもしれません。