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リリス:アダムの最初の妻にして夜の魔女【元ネタ・エヴァ解説】

#アンデッド #メソポタミア神話 #ユダヤ伝承 #悪魔 #旧約聖書 #蛇
リリス / Lilith
リリス

リリス

Lilith
ユダヤ伝承 / メソポタミア悪魔 / 魔女
危険度★★★★
大きさ人間大 (美しい女性)
特殊能力誘惑、夢魔の力、子供をさらう
弱点3人の天使の護符
主な登場
新世紀エヴァンゲリオン女神転生シリーズディアブロヴァンパイアシリーズ (モリガン)

リリスという名は、ある時は「夜の怪物」、ある時は「男を惑わす悪女」、そして現代では「アダムの最初の妻」として語られます。エデンの園から自らの意志で去った彼女は、なぜ悪魔となり、現代のポップカルチャーでこれほど愛されるようになったのでしょうか。

アダムと対等であることを望んだ女性

泥から生まれた最初の二人

中世のユダヤ伝承『ベン・シラのアルファベット』によれば、リリスはイヴよりも先に、アダムと同じ「土」から作られた最初の女性でした。しかし彼女は、「私もあなたと同じ土から作られたのだから対等である」と主張し、アダムの下になること(性的な意味も含め)を拒絶しました。

エデンからの逃亡

アダムとの不和の末、リリスは神の御名を唱えてエデンの園から飛び去ります。3人の天使が連れ戻しに来ましたが、彼女は紅海で悪魔たちと交わり、無数の魔物(リリン)を生み出す「夜の魔女」となる道を選びました。

サキュバスや蛇への変容

夜の恐怖の象徴

時が経つにつれ、リリスは新生児を襲う妖怪や、眠っている男性を誘惑して精を盗む**サキュバス(夢魔)**の女王として恐れられるようになりました。また、エデンの園でイヴを唆した「蛇」の正体はリリスであるという解釈も生まれ、芸術作品では下半身が蛇の美女として描かれることもあります。

現代でのリリス:自立と神秘

エヴァンゲリオンでの「第2の使徒」

『新世紀エヴァンゲリオン』では、人類の起源となる生命の源「第2の使徒リリス」として登場し、物語の中核を担う重要な存在として描かれました。これにより日本での知名度は爆発的に向上しました。

フェミニズムのアイコン

現代では、男性(アダム)への従属を拒否し、自らの意志で自由を選んだリリスの物語が再評価され、フェミニズムの文脈で「自立した女性」のシンボルとして語られることもあります。

まとめ

楽園を捨てて荒野へ去ったリリス。その姿は「悪」とされながらも、誰にも縛られない自由で危険な魅力を放ち続け、多くのクリエイターを刺激し続けています。