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カルカダン:ユニコーンより凶暴な砂漠の一角獣【アラビアンナイト】

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カルカダン / Karkadann
カルカダン

カルカダン

Karkadann
ペルシャ / アラビア伝承幻獣 / 獣
危険度★★★★
大きさサイより巨大
特殊能力すべてを貫く角、強靭な皮膚
弱点鳩の鳴き声(唯一心を許す)
主な登場
千夜一夜物語ファイナルファンタジーダンジョンズ&ドラゴンズ

「一角獣」といえば美しい白馬(ユニコーン)を思い浮かべますが、砂漠の国にはもっと荒々しく、恐ろしい一角獣が存在します。「カルカダン(Karkadann)」は、ペルシャやインドの伝承に語られる、サイと水牛を合わせたような巨獣です。

砂漠の暴君

象の天敵

カルカダンは極めて凶暴で縄張り意識が強く、視界に入るもの全てを攻撃します。その角の威力は凄まじく、なんと象さえも串刺しにして持ち上げてしまうと言われます。そしてあろうことか、角に刺さったままの象を振り回し、そのまま死ぬまで運び続けるというのです。しかし、持ち上げた象が重すぎて角から抜けなくなり、前が見えなくなって倒れたところを、巨大怪鳥ロックに二人まとめて連れ去られる…という間抜けな最期も語られています。

唯一の友

鳩の歌

そんな凶暴なカルカダンですが、唯一心を許す相手がいます。それは**鳩(または山鳩)**です。鳩の鳴き声を聞くと、カルカダンはおとなしくなり、うっとりとして聞き入ると言われています。この隙を狙って人間が狩りを行うこともあるそうです。

ユニコーンの原形として

恐ろしい実像

ヨーロッパのユニコーン伝説は、実はこのカルカダン(インドサイの伝聞)が美化されて伝わったものだという説があります。実際のカルカダンは、優雅さのかけらもない、砂漠の戦車のような存在です。

【考察】インドサイの正体

Karkadannの意味

ペルシャ語で「karkadann」はまさにサイを意味します。古代の人々にとって、鎧のような皮膚を持ち、一本の角で突進してくるサイは、十分に「神話的な怪物」だったのです。

まとめ

カルカダンは、美化されていない「リアルな一角獣」の姿です。それは自然界のサイが持つ圧倒的な力強さが、そのまま伝説となった存在と言えるでしょう。優雅なユニコーンも魅力的ですが、荒々しく生きるカルカダンの姿にも、また別の野生の美しさがあります。