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アスワング:内臓を啜るフィリピン最恐の妖魔【吸血鬼】

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アスワング / Aswang
アスワング

アスワング

Aswang
フィリピン伝承妖怪 / 吸血鬼
危険度★★★★★
大きさ人間サイズ(変身可能)
特殊能力変身(犬・豚など)、飞行、胎児の捕食
弱点ニンニク、塩、聖水、エイの尾の鞭
主な登場
フィリピンのホラー映画TRPGグリム(ドラマ)

フィリピンの夜は、他のどの国よりも深い闇に包まれています。なぜなら、そこには「アスワング(Aswang)」がいるからです。昼間はあなたの隣人として普通に生活し、夜になると恐ろしい捕食者へと変貌する、フィリピンで最も有名で最悪の妖怪です。

妖怪の総称

多様な形態

「アスワング」とは単一の妖怪ではなく、人を襲う魔物たちの総称です。主に以下の特徴を持ちます。

  • 吸血鬼: 人間の血を吸う。
  • 食人鬼: 人肉を喰らう。
  • 変身: 犬、黒猫、イノシシなどに変身する。 特に有名なのは、上半身だけが分離して空を飛び、内臓を垂らしながら獲物を探す**「マナナンガル」**タイプです。

妊婦の天敵

アスワングの好物は、妊婦のお腹の中にいる胎児です。屋根の上から長く細い舌を伸ばし、寝ている妊婦のへそから管を通して、胎児の血や心臓を啜ると言われています。そのため、フィリピンの妊婦は夜の守りを厳重にします。

弱点と撃退法

日常的な魔除け

アスワングは非常に恐れられていますが、弱点も多いです。西洋の吸血鬼と同様に**ニンニク、塩、聖水**を嫌います。また、分離タイプのマナナンガルに対しては、残された下半身の断面に塩や灰を塗りつけると、元に戻れなくなり、朝日に焼かれて死ぬとされています。

政治への利用

社会的背景

かつてCIA(アメリカ中央情報局)がフィリピンでの作戦中に、「アスワングの仕業に見せかけて敵兵を殺害し、恐怖心を煽った」という実話があるほど、現地の人々の恐怖心は根強いものがあります。

【考察】流産と病の擬人化

悲劇の説明

原因不明の流産や、突然の病死といった受け入れがたい悲劇を、「悪意ある魔物の仕業」として納得するために生まれた存在とも考えられます。

まとめ

アスワングは、日常に潜む「裏切り」の恐怖と、生命の危機を象徴する、生々しいリアリティを持ったモンスターです。