村雲江(むらくもごう)は、郷義弘による打刀です。 「村雲」とは「群がり立つ雲(叢雲)」を意味し、その刃文の様子や、伝説上の「天叢雲剣(草薙剣)」を連想させるような神々しさから名付けられたと考えられます。 五月雨江と共に徳川家に伝来しました。
雲と雨の対
空を支配する者
五月雨江(雨)と村雲江(雲)は、対になって語られることが多い刀です。 雲が湧き上がり、雨が降る。この自然の理を体現するかのような二振りは、共に郷義弘の最高傑作として並び立ちます。
湧き立つ気配
掴みどころのない強さ
雲のように実体がなく、掴みどころがないようでいて、気づけばあたり一面を支配している。 そんな底知れない雰囲気を持つ刀です。買い上げられた価格も破格(現在の価値で数億円相当)であったと伝わります。
まとめ
村雲江は、天上の神秘を地上に降ろしたかのような、畏敬の念を抱かせる一振りです。