日本刀史上、最も有名な「失われた至宝」が**本庄正宗**です。名工・正宗の代表作であり、徳川家康から代々の徳川将軍のみが継承することを許された、まさに「将軍の証」でした。しかし、この刀は第二次世界大戦後の混乱の中で忽然と姿を消してしまいました。
兜割りの逸話
本庄繁長の武功
戦国時代、上杉謙信の家臣・本庄繁長が敵将と戦った際、相手の兜ごと頭を唐竹割りにしたことからこの刀を奪い取り、「本庄正宗」と名付けました。その切れ味は凄まじく、多くの武士が欲する垂涎の的でした。
消えた国宝
1945年の謎
徳川宗家第17代当主・徳川家正まで守り抜かれましたが、1945年の敗戦時、GHQの武装解除命令に従って提出されました。その後、「コールド・ビモリ」と名乗る人物に引き渡されたという記録を最後に、その行方はようとして知れません。アメリカに渡ったとも、すでに鋳潰されたとも言われますが、発見されれば即国宝級のニュースとなるでしょう。
まとめ
本庄正宗は、今も世界のどこかで眠っているかもしれない、日本刀最大のミステリーにして悲劇の名刀です。