白い紙を稲妻のように折って、木の棒に挟んだ「御幣」。神主さんがお祓いをするときに振ったり、神棚に祀られていたりと、神道には欠かせないアイテムです。なぜあんな形をしているのか、そのルーツは「雷」にあるという説をご存知ですか?
神様の依代(よりしろ)
神様が降りてくる場所
御幣の最大の役割は、神霊が宿る「依代」となることです。元々は神様に捧げる布(幣帛)を木に挟んでいたのが始まりとされ、やがて紙が使われるようになりました。空中に振ることで神様をお招きし、またその力で周囲の穢れを祓い清めます。
稲妻の形と豊作
雷のパワー
あのギザギザの形は「紙垂(しで)」と呼ばれ、雷(稲妻)を象徴しているという説があります。古来、雷が多い年は豊作になると言われており、御幣には五穀豊穣への願いも込められているのです。 また、基本は白ですが、金・銀・五色など、用途によって様々な色の御幣が存在します。
まとめ
御幣は、目に見えない神様のエネルギーを受け止めるアンテナのような存在です。その白い紙の揺らめきの中に、日本人は神聖な気配を感じ取ってきたのです。