Folivora Dex

梓弓:魔を祓い神を招く、巫女の聖なる武具【日本神話】

#日本神話 #武器 #祭具 #神道 #巫女
梓弓 / Azusa Yumi
梓弓

梓弓

Azusa Yumi
日本神話祭具 / 武器
攻撃力★★★
属性
特殊能力魔除け、神降ろし、弦音による浄化
主な登場
神道の儀式犬夜叉艦これ

梓弓(あずさゆみ)」は、単に「梓の木で作った弓」という意味を超え、日本文化において特別な霊力を持つ祭具として扱われてきました。武士が敵を射る武器であると同時に、巫女や神職が目に見えない魔を射る、清めのツールでもあります。

鳴弦(めいげん)の儀

音で魔を祓う

梓弓の最大の特徴は、矢を射ずとも、弦をベンベンと弾く音そのものに退魔の力があるとされたことです。これを「鳴弦の儀」と呼びます。平安時代の宮中では、夜警の滝口武者たちが弓の弦を鳴らして悪霊を威嚇し、天皇の安眠を守りました。出産や病気平癒の際にも行われた儀式です。

神霊の依り代

巫女と弓

東北地方の「いたこ」などが口寄せを行う際、梓弓を叩いてトランス状態に入ることでも知られています。しなやかで強い梓の木は、神霊が宿りやすい依り代(よりしろ)と考えられていました。枕詞としての「梓弓」が「引く」「張る」「射る」などに掛かるように、古くから日本人の精神性と深く結びついたアイテムです。

まとめ

梓弓は、武力の象徴である弓を、精神的な守護と神との対話の道具へと昇華させた、日本独自の霊的テクノロジーの一形態です。