「日の本一の兵(ひのもといちのつわもの)」。敵である徳川方からもそう称賛された稀代の戦術家、真田幸村(信繁)。大坂の陣にて、圧倒的な劣勢の中で見せた最後の突撃は、武士道の華として語り継がれています。
六文銭の覚悟
冥銭の意味
真田家の家紋である「六文銭」は、三途の川の渡し賃を意味します。いつ命を落としても悔いはないという、戦場における決死の覚悟を示しています。
赤備えの衝撃
部隊の甲冑を赤一色で統一した「赤備え」は、戦場において最も目立つ、すなわち最も危険を引き受ける精鋭部隊の証。彼の隊は、その赤色と共に敵に強烈な恐怖を植え付けました。
徳川家康を追い詰めた男
大坂夏の陣において、彼は少数の兵で徳川家康の本陣に決死の突撃を敢行しました。三度にも及ぶ突撃により、家康の馬印(旗)が倒されるほどの大混乱を招き、家康に「切腹する」とまで言わしめたと伝えられています。最終的には力尽きましたが、その勇戦ぶりは「真田日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と敵味方問わず称賛されました。負け戦においてこそ輝く、滅びの美学を体現した英雄です。
家康を追い詰めた夏の陣
乾坤一擲の突撃
大坂夏の陣において、死を悟った彼は、徳川家康の本陣めがけて捨て身の突撃を敢行。家康の馬印を倒し、あと一歩で首を取れるところまで追い詰めました。家康に「切腹」を覚悟させたのは、後にも先にも彼だけと言われています。
十勇士とゲームでの活躍
熱血の主人公
講談『真田十勇士』では、猿飛佐助ら個性豊かな忍者たちを率いるリーダーとして描かれます。『戦国BASARA』などでは、二本の槍を操る熱血漢として描かれ、「お館様ぁぁぁ!」と叫ぶ姿がお馴染みです。
まとめ
敗れはしましたが、その散り際の見事さゆえに、勝者以上に名を残した真田幸村。彼の生き様は、判官贔屓を愛する日本人の心に深く刻まれています。