情の西郷、知の大久保。盟友・西郷隆盛が人々に愛されるカリスマなら、大久保利通は人々に恐れられながらも、泥をかぶって国を作った孤高の宰相である。
旧体制の破壊
版籍奉還と廃藩置県
明治維新後、大久保は矢継ぎ早に改革を断行した。特に300年続いた藩をなくす廃藩置県は、一つ間違えば内戦になる危険な賭けだったが、彼は断固として実行し、中央集権国家の土台を築いた。
友との決別
西南戦争
近代化のためには武士の特権を奪わねばならない。それは、かつての同志たちを敵に回すことを意味した。 最大にして最後の反乱「西南戦争」で、彼は故郷の英雄・西郷隆盛を討つ指揮を執った。 「おはんの死と共に、新しか日本が生まれる」その苦渋の決断こそが、今の日本の形を作ったのである。
まとめ
大久保利通は、憎まれることを恐れず、未来のために現在を切り拓いた、真の愛国者であった。