「あと二十年早く生まれていれば、天下を取っていた」と言われる遅れてきた英雄、伊達政宗。右目を失いながらも奥州を席巻し、派手な衣装と行動で「伊達者」の語源ともなった彼の、波乱万丈でスタイリッシュな生き様を紹介します。
独眼竜の野望
隻眼のハンディを超えて
幼少期に天然痘により右目を失明しますが、それをコンプレックスではなく己のトレードマークへと昇華させました。三日月の前立てをつけた黒漆塗りの兜は、敵味方に強烈な印象を与えました。
摺上原の戦い
蘆名氏を破り、奥州の覇者となった摺上原の戦い。しかしその時すでに、豊臣秀吉による天下統一は目前に迫っていました。
派手好き「伊達者」の語源
彼の軍勢は非常に華美な装束で知られ、京の人々を驚かせました。ここから派手な振る舞いや服装を好む人を指す言葉「伊達者(だてもの)」が生まれたと言われています。また、彼は美食家としても有名で、ずんだ餅を考案したという説や、料理の研究に熱心だったという逸話も残っています。文化人としての教養も深く、和歌や書画にも優れた才能を発揮しました。
一流の文化人として
料理とファッション
彼は武勇だけでなく、料理の研究や能、茶の湯にも通じた超一流の文化人でした。「ずんだ餅」を広めたという説や、派手な軍装で京の都を行進して人々を驚かせたエピソードは有名です。
ゲームでの「奥州筆頭」
Let's Party!
『戦国BASARA』では、六本の刀を爪のように操る「六爪流」の使い手として登場。英語交じりのセリフで「Let's Party!」と叫ぶ姿は、史実の「伊達者」ぶりを現代風にアレンジした極致と言えるでしょう。
現代への影響
彼(彼女)の伝説は、現代のポップカルチャーにも多大な影響を与えています。小説、漫画、ゲームなど、様々なメディアで描かれるその姿は、世代を超えて多くの人々を魅了し続けています。史実(神話)とフィクションが入り混じることで、キャラクターとしての深みが増し、新たな「英雄像」として再構築されていると言えるでしょう。私たちは物語を通じて、彼らの生きた時代や想いに触れることができるのです。
まとめ
天下統一の夢は叶いませんでしたが、仙台藩の礎を築き、現代まで続く文化を残した伊達政宗。その生き様こそが、彼を真の「天下人」たらしめているのかもしれません。