「ワッカ」はアイヌ語で「水」。「ウシ」は「そこにある・いる」。「水のあるところにいる神様」、それがワッカウシカムイです。大きな川の主というよりは、サラサラと流れる小川や、湧き出る泉に宿る、若々しく美しい女神(または精霊)とされています。
踊る水の精
歌と踊りが大好き
ワッカウシカムイは非常に陽気な性格で、川辺で歌ったり踊ったりするのが大好きだと言われています。川のせせらぎ音は彼女たちの歌声であり、水面がキラキラ光るのは彼女たちが踊っているからなのです。
生命の源
飲み水の守り神
人間にとって飲み水は命綱です。アイヌの人々は水を汲む際、感謝の気持ちを込めてカムイノミ(祈り)を捧げました。水を汚すことは、この美しい女神を悲しませ、飲み水を失うことに繋がるため、厳しく戒められました。
イメージされる姿
水色の衣
透き通るような水色の着物を着た、可憐な少女や若い女性の姿で描かれます。手には水を注ぐための器を持っていたり、水しぶきを浴びて楽しそうに遊んでいる姿が想像されます。
まとめ
清流を見つけたら、耳を澄ましてみてください。楽しげな水音の中に、ワッカウシカムイの笑い声が聞こえてくるかもしれません。水を大切にする心を育む、素敵な神様です。