多紀理毘売命は、アマテラスとスサノオの誓約(うけい)で生まれた宗像三女神の長女です。別名を「奥津島比売命(オキツシマヒメ)」と言い、女人禁制の神域・沖ノ島に祀られています。
霧と神秘の女神
名前の由来
「タゴリ」は「田心(たごころ)」とも表記されますが、海霧(タギリ)が立つ様子を表すとも言われます。玄界灘の激しい海や、霧に包まれた神秘的な沖ノ島の姿を象徴しています。
大国主神との縁
大国主神の妻となり、アジスキタカヒコネやシタテルヒメを産みました。大陸への航路守護だけでなく、国作り神話とも深い関わりを持っています。
まとめ
多紀理毘売命は、絶海の孤島で深い霧の中から人々を見守り続ける、厳かで神秘的な女神様です。宗像三女神の長女としての威厳を持ち、国難を払うほどの強い力を持つとも信じられています。沖ノ島という禁足の地から、私たちの国の安寧と、海を渡るすべての人々の安全を、永遠に祈り続けてくれているのです。