「明けましておめでとうございます」と迎える「年神様(歳徳神)」、その正体こそが大年神です。スサノオと神大市比売(カムオオイチヒメ)の間に生まれた、農耕と時間の神様です。
「年」とは穀物のこと
稲の実り
古代日本語において「とし」は「稲」や「穀物」を意味しました。つまり大年神は、その年に獲れる穀物の実りそのものを神格化した存在であり、そこから「一年というサイクル」を司る神になりました。
鏡餅と門松
お正月に飾る鏡餅は年神様への供え物であり、依り代(よりしろ)です。門松は神様が迷わずに家に来てくれるための目印。私たちが伝統的に行っている行事は、すべてこの大年神をおもてなしするためのものなのです。
多くの御子神
繁栄の系譜
大年神は多くの神々をもうけました。その中には、カカシの神である久延毘古(クエビコ)なども含まれており、農業に関連する広範なネットワークを持つ神であることがわかります。
まとめ
大年神は、毎年私たちの家を訪れ、新しい一年の糧と幸せを運んでくれる、最も身近でありがたい来訪神なのです。