イザナギとイザナミによる「国生み」の後、「神生み」の最初期に生まれたのが**大事忍男神(オオコトオシオ)**です。家宅六神(家の守護神たち)が生まれる直前に登場します。詳細なエピソードは語られていませんが、その名前は「大事(大きな事業や出来事)」を「忍(忍耐強く実行する)」男性、という意味を持っています。
国造りの実行部隊
名前の解釈
「大事」とは、まさに進行中だった「国作り」「神生み」という一大プロジェクトを指すと考えられます。混沌とした世界に秩序をもたらすという困難なミッションを、忍耐と実務能力で支える役割を期待されて生まれた神でしょう。何かを始める(事起こし)だけでなく、それを最後までやり遂げる(成就)力を象徴します。
隠れた功労者
目立つ神話はありませんが、国生みという天地開闢の大事業の中にその名があることは、世界を維持するためには華々しい奇跡だけでなく、地道で粘り強い努力(=忍)のエネルギーが必要不可欠であることを示唆しています。
大願成就
大きな目標に向かって努力している人、起業家、プロジェクトリーダーにとっての守護神です。途中であきらめそうになった時、歯を食いしばって前へ進むための精神的なスタミナを与えてくれます。
まとめ
偉業は、日々の忍耐の積み重ねから。大事忍男神は、コツコツと努力するすべての人の背中を、静かに、しかし力強く押し続けています。