「コタン・コロ・カムイ」とはアイヌ語で「村(コタン)を・領有する(コロ)・神(カムイ)」を意味します。その姿は、夜の森に響く低い鳴き声の主、シマフクロウです。彼らはただの鳥ではなく、人間の村長のように村全体を見守る、偉大な守護神なのです。
村を見守る眼
闇夜の番人
シマフクロウは夜行性で、村の近くの木にとまり、じっと周囲を見渡しています。アイヌの人々は、これを「神様が悪いものが村に入ってこないように見張ってくれている」と考えました。その大きな目は、どんな小さな魔物も見逃しません。
威厳ある姿
美しい衣の神
カムイの世界では、コタンコロカムイは美しい柄の着物を着た、眼光鋭い男性の姿をしているとされます。「フクロウ」の音から、現代では「不苦労」などの縁起物としても人気ですが、アイヌ神話ではもっと力強い、戦士のような頼もしさを持っています。
特別な感謝
偉大な神への礼儀
キムンカムイ(ヒグマ)と同様に、コタンコロカムイもイオマンテ(霊送り)の対象となる最高位の神です。村を守ってくれることへの深い感謝を込めて、盛大な儀式が行われます。
まとめ
静かな夜、遠くから「ボー、ボー」という低い声が聞こえたら、それはコタンコロカムイが「異常なし」と伝えてくれている合図かもしれません。