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キムンカムイ:山の神として崇められるヒグマ【アイヌ神話】

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キムンカムイ / Kim-un-kamuy
キムンカムイ

キムンカムイ

Kim-un-kamuy
日本神話 (アイヌ)カムイ / 動物神 / 山の神
神格★★★★
大きさ巨大なヒグマ
権能人間に肉と毛皮を与える、山の領域を支配する
弱点礼儀を知らない人間(罰を与える)
主な登場
イオマンテゴールデンカムイサムライスピリッツ

「キムン・カムイ」とはアイヌ語で「山(キム)にいる(ウン)神(カムイ)」を意味します。その姿は北海道の陸上最強生物、ヒグマです。彼らは単なる猛獣ではなく、肉や毛皮という「お土産」を持って人間の世界へ遊びに来てくれる、大切なお客様なのです。

お客様としての神

狩猟は接待

アイヌの世界観では、狩猟で熊を仕留めることは「神様を殺す」ことではありません。「神様が客として家に来て、肉と皮というプレゼントを置いて、魂となって天に帰る」ことと捉えます。人間は感謝の儀式を行い、神様を盛大にもてなします。

イオマンテ(霊送り)

神を送り返す儀式

特に小熊を生け捕りにし、大切に育てた後に天へ送り返す儀式をイオマンテと言います。これは「人間界はとても楽しいところだった。またあのお土産(肉)を持って遊びに行こう」と神様に思ってもらうための、最高級の送別会なのです。

荒ぶる神の側面

悪い熊(ウェンカムイ)

すべての熊が良い神とされるわけではありません。人を襲ったり、食害を及ぼしたりする熊は「ウェンカムイ(悪い神)」として恐れられ、通常の儀式は行わず、二度と来ないように厳しく対処されます。礼儀には礼儀で、無礼には罰で応える、厳格な神でもあります。

まとめ

キムンカムイは、自然の恵みと脅威の両方を象徴する存在です。山での畏敬の念と感謝の心、それがアイヌとヒグマの共存の鍵だったのです。