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アペフチカムイ:アイヌの家庭を守る火の女神【カムイフチ】

#アイヌ神話 #カムイ #女神 #火 #囲炉裏 #家庭守護 #仲介者 #北海道
アペフチカムイ / Ape-huci-kamuy
アペフチカムイ

アペフチカムイ

Ape-huci-kamuy
日本神話 (アイヌ)カムイ / 女神 / 火の神
神格★★★★★
大きさ囲炉裏の火そのもの / 老女の姿
権能人間の祈りを他のカムイに伝える、家内安全
弱点火を粗末にすること(ゴミを燃やすなど)
主な登場
アイヌの口承文芸(ユーカラ)ゴールデンカムイ

アイヌの人々にとって、生きる中心にあるのは「囲炉裏の火」です。その火そのものが神格化されたアペフチカムイ(火の老婆のカムイ)は、家の中に常にいて人間を見守る、最も身近で、かつ最も尊い女神様です。

神々への窓口

祈りはまず火の神へ

アイヌの儀式(カムイノミ)では、どんな神様に祈る場合でも、まず最初にアペフチカムイに挨拶をします。なぜなら、人間の言葉はそのままでは高位のカムイ(山の神や海の神)には届かず、火のカムイが通訳・仲介をしてくれると考えられているからです。

火の神への礼儀

絶対にしてはいけないこと

囲炉裏の火は女神の体そのものです。そのため、火に水をかけたり、汚いものを燃やしたり、刃物を向けたりすることは最大のタブーとされます。常に清浄に保つことが、家庭の平和を守ることに繋がります。

黄金の衣を着た老婆

慈愛に満ちた姿

人間の姿をとる時は、美しい黄金の衣を何枚も重ね着した、上品な老婆の姿で現れると言われています。いつも温かく微笑み、子供や家族の健康を見守っています。「フチ」はアイヌ語で「おばあちゃん」や「尊敬すべき老婆」を意味します。

まとめ

現代の生活では囲炉裏を見る機会は減りましたが、火や熱エネルギーへの感謝こそがアペフチカムイへの祈りです。全ての神との架け橋となる、偉大なおばあちゃん神です。