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船霊:船に宿る女神が漁師を守る【航海安全の守護神】

#民間信仰 #神 #女神 #海 #船 #漁業 #守護神 #航海 #タブー
船霊 / Funadama / Spirit of the Boat
船霊

船霊

Funadama / Spirit of the Boat
日本 (民間信仰)神 / 守護神
神格★★★
大きさ手のひらサイズ (御神体)
権能航海安全、大漁、危険予知
弱点女性 (嫉妬する)
主な登場
全国の漁村もやしもん

漁師や船員にとって、船はただの乗り物ではなく、命を預ける相棒であり、神そのものです。その船の心臓部、特に帆柱の下(筒っぽ)に宿るとされるのが**船霊(ふなだま)**様です。彼女は気まぐれですが、大切に扱えば嵐から船を守り、大漁をもたらしてくれます。

女神の嫉妬

女性タブーの理由

昔から「船に女を乗せると不漁になる」「嵐になる」と言われてきました。これは男尊女卑というより、**「船霊様は女性の神様なので、他の女性が乗ると嫉妬する」**と信じられていたからです。逆に、海が荒れた時に女性の下着を海に投げ入れると静まる、という倒錯した伝承もあります。

御神体の中身

船霊として祀られる「御神体」は、一種のブラックボックスです。中身は男女一対の人形雛、サイコロ(賽)二つ、五色の糸、銭12文、女性の髪の毛などが一般的です。サイコロは「天(6)と地(1)」を表すとも言われます。

ジジジという音

虫の知らせ

船霊は危険を察知すると、船乗りに知らせてくれます。嵐の前兆として、帆柱の根元から「ジジジ」「チリチリ」というような「しら声」が聞こえるといいます。これを聞いたら、漁師はすぐに港へ引き返さなければなりません。

まとめ

GPSもレーダーもなかった時代、船霊様は暗い海の唯一の光でした。科学が進歩した現代でも、進水式で神酒を捧げる伝統は消えることはありません。