「貧乏神が取り憑いた」なんて言葉がありますが、**貧乏神(びんぼうがみ)**は実際に日本の民間信仰に根付いている神様です。薄汚れた着物を着て、団扇(うちわ)を持った痩せた老人の姿で描かれることが多く、家に居座って住人を怠け者にさせ、富を吸い取ってしまいます。しかし、嫌われ者の彼にも、意外な一面があるのです。
貧乏神と福の神
追い出すとどうなる?
ある男が、居座っている貧乏神を無理やり追い出そうとしました。しかし貧乏神は「私を大切に祀れば、福の神に変身してやる」と提案します。男が半信半疑で毎日ご飯を供えると、やがて家は裕福になりました。逆に、無理に追い出した家は没落したといいます。「禍福は糾える縄の如し」、貧乏と幸福は表裏一体なのかもしれません。
好物は焼き味噌
貧乏神は「焼き味噌」の匂いが大好きだと言われています。これを利用して、焼き味噌の匂いで神を誘い出し、その隙に川へ流してしまうという「貧乏神送り」の儀式が各地に残っています。
まとめ
貧乏神は、私たちの心の隙間に入り込む神様です。彼を遠ざける一番の方法は、日々の勤勉さと、小さな幸せに感謝する心なのかもしれません。